次の日、かなり久しぶりにサラシを巻いて、制服に袖を通した。
 

なんだかスラックスが緩くなったような・・・。


まぁ、今回の夏休みは夏バテで少し痩せたから、こんなもんか。

寮のエントランスで、てらっちたちとみんなを待つ。


「あ、みこ、今日から、気をつけろよ。」


「どういうこと?」


「校門で、身体触られないようにってこと」


「え、誰に?訳がわかんないんだけど?」



身体触られるって、どうなったらそういう状態になるわけ?



「今日から、女子が校門に殺到するんだよ。とにかく、触られないように気をつけろ よ。バレちゃまずいだろ。」


「うん?まぁ、とにかく気をつける。」



そんなことを話すうちに、校門に近づいてきて、私は目を疑った。