へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目



俺の言葉が、何かの引き金になったのかもしれない。

ハッとしたように、顔を上げた女の子。


覚悟を決めたように唇をかみしめると、俺に深々と頭を下げた。



『アミュレットのライブで、私に司会をやらせてください!』


『……えっ?』



予想外すぎる展開。

あまりに突然のことで、俺なんか情けなく固まっちゃって。


『夢を諦めたくないんです。お願いします。』


でも、強い意志を宿した瞳に引き込まれた俺。

お客さん全員が会場からいなくなったのを確認して、マネージャーのところに連れて行った。


うち鬼マネージャーは、一切の妥協を許さない。

嫌がらせのような試験が数週間続き、みごと合格。

明梨ちゃんは、俺たちの専属司会者になったんだ。