耳に残る雅くんの甘い声と、瞳に焼き付いたままの雅くんのまっすぐな瞳。
頭から離れてくれなくて、ドキドキが加速していく。
止められない胸の高鳴りが気になりすぎて、声なんて出てきてくれない。
みんなの会話を聞くのが精いっぱい。
そんな私に気付かないくらい、みんなは雅くんに興味津々。
「雅くんのお父さんも、アイドルなの?」
「違うよ。二人でギター抱えて、バンドを組んでいるだけ」
「そうなんだね」
「父さんたちに頼まれて、1回だけアミュレットのライブでその曲を歌ったんだけど。もう二度と歌いたくないって綾星が言うから、封印されちゃった」



