勉強机の前に座り、机に顔をべたりと押し当てる。 学校での出来事が、私の意志とは関係なく脳内スクリーンに映し出された。 今朝のHR、転校生が教室に入ってきた。 女子たちの悲鳴のような叫び声。 耳を塞ぎたくなるような大音量だったのに。 転校生と目が合った瞬間、私だけ無音の世界に。 現実? それとも夢の続き? やっと私の世界に音が届いて、男の子が誰なのかようやく脳が理解した。 『アミュレットの雅(みやび)くんだ』