「恋ちゃん……今すぐ消えて」
なんて破壊力のある言葉。
俺が明梨ちゃんに言われたら
その場にバタリと倒れて
ショックすぎて立ち直れないよ。
きっと。
ダメージ大きすぎだよね?
恋都さん、大丈夫かな?
心配になって恋都さんに目を向けたけど。
全然平気そう。
逆に、嬉しそうに笑ってる。
「もう、明梨ったら。
睨んだ顔もかわいすぎ」
すごい。ノーダメージ。
怒ってますモードの明梨ちゃんの頬を
ポンポンする度胸まで持ち合わせている。
恋都さんのこと、尊敬する。
心から。
「じゃあ俺、そろそろ店に戻るね。
尊っちにも
二人がうまくいったよって
電話しちゃおっと」
ルンルン気分で俺たちに背を向けた
恋都さん。
このまま部屋を出て行くのかなと
思いきや、
「あ!」と声をあげ
くるりと戻ってきた。



