へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


「恋ちゃん……今すぐ消えて」


 なんて破壊力のある言葉。


 俺が明梨ちゃんに言われたら
 その場にバタリと倒れて
 ショックすぎて立ち直れないよ。
 きっと。


 ダメージ大きすぎだよね? 
 恋都さん、大丈夫かな?


 心配になって恋都さんに目を向けたけど。

 全然平気そう。
 逆に、嬉しそうに笑ってる。


「もう、明梨ったら。
 睨んだ顔もかわいすぎ」


 すごい。ノーダメージ。


 怒ってますモードの明梨ちゃんの頬を
 ポンポンする度胸まで持ち合わせている。


 恋都さんのこと、尊敬する。
 心から。


「じゃあ俺、そろそろ店に戻るね。
 尊っちにも
 二人がうまくいったよって
 電話しちゃおっと」


 ルンルン気分で俺たちに背を向けた
 恋都さん。


 このまま部屋を出て行くのかなと
 思いきや、
 「あ!」と声をあげ
 くるりと戻ってきた。