へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


 は~。

 俺……
 何を口走っちゃったんだろう……


 恋都さんは明梨ちゃんの叔父さんで
 お父さんではないのに……


 恥ずかしすぎて
 勢いで下げた頭があげられない。


 その時、頭の上から
 豪快な笑い声が降ってきた。


「もう~。雅くん。
 明梨と付き合っていいに
 決まってんじゃん」


「え?」


「尊っち(みことっち)に似て
 律儀なんだから。雅くんは」


 ん? 尊っち?

 それって、俺のお父さんのこと?


「俺の父を、知っているんですか?」


「知ってるよ~。
 だって雅くんのお父さんたちの
 ライブ衣装作ってるの、俺だもん」


「えぇぇぇぇ??!!」


 俺が驚きの声を出す前に
 透明感のあるかわいい声が
 部屋中に響いた。


 明梨ちゃんって
 驚いた声さえもかわいいんだから。
 もう一回聞きたいくらい。


 って。
 今は明梨ちゃんの魅力に
 惹きつけれれている場合じゃない。