は~。
俺……
何を口走っちゃったんだろう……
恋都さんは明梨ちゃんの叔父さんで
お父さんではないのに……
恥ずかしすぎて
勢いで下げた頭があげられない。
その時、頭の上から
豪快な笑い声が降ってきた。
「もう~。雅くん。
明梨と付き合っていいに
決まってんじゃん」
「え?」
「尊っち(みことっち)に似て
律儀なんだから。雅くんは」
ん? 尊っち?
それって、俺のお父さんのこと?
「俺の父を、知っているんですか?」
「知ってるよ~。
だって雅くんのお父さんたちの
ライブ衣装作ってるの、俺だもん」
「えぇぇぇぇ??!!」
俺が驚きの声を出す前に
透明感のあるかわいい声が
部屋中に響いた。
明梨ちゃんって
驚いた声さえもかわいいんだから。
もう一回聞きたいくらい。
って。
今は明梨ちゃんの魅力に
惹きつけれれている場合じゃない。



