「ラストは急きょ、『LOVEバドラー』に変えてやったんだから。明梨、ありがたく思えよ」
「なんで、この曲なの?」
「だって雅が、どうしてもって聞かねえから」
マトイ。
そんなこと言わなくていいから。
明梨ちゃん本人の前で。
なんで?と言わんばかりの顔で、俺をじっと見つめる明梨ちゃん。
だからその顔、アウトだからね。
キョトンとしながら、大きな瞳で俺を見つめてくるなんて。
明梨ちゃんの大好きな表情で、5本の指に確実に入るくらい、かわいすぎるんだからね。
たまらないかわいさを発する明梨ちゃんに負け、俺は素直に答えた。



