3年ぶりの再会だよね?
疑いたくなるほど、ためらいもなく明梨ちゃんの心にスーッと入り込んでいく春輝。
ある意味天才。
空気をほわわんと和らげる天才。
春輝のそういうところ、すごく尊敬する。
尊敬するけど……
馴れ馴れしすぎだから!
今すぐ離れて!!
いじける俺の視線に気づいた春輝。
今度は俺のところにスキップでやって来て
「明梨んは、みやちゃんのものだよね。わかってるよ~」と
俺の耳元でイタズラ混じりの声を発した。
行動が読めなくて、お茶目な春輝。
そんな春輝にも、俺は今までさんざん救われてきた。
俺が心の中だけで春輝に感謝していた時、明梨ちゃんが芯のある声で俺たちに謝罪をした。
「3年前は、本番中に逃げ出しちゃって、本当にごめんなさい」



