俺の胸に顔をうずめたままの明梨ちゃん。
俺のシャツを両手で握りしめながら、震えた声を発した。
「……雅くん ……大好き」
へ?
今、なんて言った?
俺のこと大好きって、言ってくれたんだよね?
やばっ!
幸せすぎて、自分の気持ちが止められない!
「明梨ちゃん、俺のこと見て」
俺の胸にうずめていた顔を、恐る恐るあげた明梨ちゃん。
自信なさげに光るウルウルの瞳が、まっすぐ俺を見上げている。
俺はリンゴ色に染まった明梨ちゃんの頬に、手を添えた。
「俺も大好きだよ」
目に見えない引力で、明梨ちゃんの桃色の唇に引き寄せられる。
逆らうことなんてできない。
逆らいたくない。



