へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


俺の胸に顔をうずめたままの明梨ちゃん。

俺のシャツを両手で握りしめながら、震えた声を発した。


「……雅くん ……大好き」


へ?

今、なんて言った?

俺のこと大好きって、言ってくれたんだよね?



やばっ!

幸せすぎて、自分の気持ちが止められない!



「明梨ちゃん、俺のこと見て」


俺の胸にうずめていた顔を、恐る恐るあげた明梨ちゃん。

自信なさげに光るウルウルの瞳が、まっすぐ俺を見上げている。

俺はリンゴ色に染まった明梨ちゃんの頬に、手を添えた。


「俺も大好きだよ」


目に見えない引力で、明梨ちゃんの桃色の唇に引き寄せられる。
 
逆らうことなんてできない。

逆らいたくない。