へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


「でも俺、翠さんのことはなんとも思ってないよ」


「二人で楽しそうに笑っている姿、見てるのが辛かったの。翠さんのところに行かないでって願っても、全然届かなくて。
私といる時よりも翠さんといる時の方が、雅くんは楽しそうにだったから……」


そんな勘違いをさせてたの?

バカだバカ! 

本当に大バカだ、俺は。


明梨ちゃんのことが大好きすぎて。

ドキドキが膨れ上がって、話しかけられなくて。


俺なんかより珀斗くんと一緒のにいる府が、明梨ちゃんは幸せなのかな?

俺様総長とヘタレな自分を比較するたびに、自信がなくなってしまって。

情けない態度をとっていたばっかりに、他の女の子の方が好きって勘違いさせていたんだ。



「でも私……ピンクは好きだよ……中1からずっと……」


「なんで?」


「ピンクは雅くんカラーだから……特別なの……」


顔を赤面させ、一生懸命言葉を紡いでくれた明梨ちゃん。

その照れた表情は反則。

かわいすぎなんだけど。