「でも俺、翠さんのことはなんとも思ってないよ」
「二人で楽しそうに笑っている姿、見てるのが辛かったの。翠さんのところに行かないでって願っても、全然届かなくて。
私といる時よりも翠さんといる時の方が、雅くんは楽しそうにだったから……」
そんな勘違いをさせてたの?
バカだバカ!
本当に大バカだ、俺は。
明梨ちゃんのことが大好きすぎて。
ドキドキが膨れ上がって、話しかけられなくて。
俺なんかより珀斗くんと一緒のにいる府が、明梨ちゃんは幸せなのかな?
俺様総長とヘタレな自分を比較するたびに、自信がなくなってしまって。
情けない態度をとっていたばっかりに、他の女の子の方が好きって勘違いさせていたんだ。
「でも私……ピンクは好きだよ……中1からずっと……」
「なんで?」
「ピンクは雅くんカラーだから……特別なの……」
顔を赤面させ、一生懸命言葉を紡いでくれた明梨ちゃん。
その照れた表情は反則。
かわいすぎなんだけど。



