周りの女の子たちに心を読まれないよう、細心の注意を払う。
話を合わせて笑いながら、明梨ちゃん達の会話に耳を傾けた。
「珀斗、今日は俺の方が早かったね」
「チっ! 亮ごときに負けたか」
「やったね~。今日のお昼は、俺が姫の前の席をゲットね~」
「亮。TODOMEKIに行ったら覚えとけよ。ケンカの手合わせの時、容赦しねえから」
「いいよ。珀斗のパンチをくらったら、姫にナデナデしてもらうから」
「甘えるな! 明梨に!」
「珀斗だけの姫じゃないじゃん。明梨ちゃんは、TODOMEKIのみんなの姫だからね。総長なら、それくらいわかってるよね?」
「亮、無駄にニコニコしやがって。挑発しすぎだぞ、テメー!」
「はいはい。珀ちゃんも亮くんも、ケンカしないの。ここはTODOMEKIじゃないんだから」
TODOMEKI?
総長?
姫?
なんなんだ、この会話は……??



