へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


周りの女の子たちに心を読まれないよう、細心の注意を払う。

話を合わせて笑いながら、明梨ちゃん達の会話に耳を傾けた。



珀斗(はくと)、今日は俺の方が早かったね」


「チっ! (りょう)ごときに負けたか」


「やったね~。今日のお昼は、俺が姫の前の席をゲットね~」


「亮。TODOMEKI(トドメキ)に行ったら覚えとけよ。ケンカの手合わせの時、容赦しねえから」


「いいよ。珀斗のパンチをくらったら、姫にナデナデしてもらうから」


「甘えるな! 明梨に!」


「珀斗だけの姫じゃないじゃん。明梨ちゃんは、TODOMEKIのみんなの姫だからね。総長なら、それくらいわかってるよね?」


「亮、無駄にニコニコしやがって。挑発しすぎだぞ、テメー!」


「はいはい。珀ちゃんも亮くんも、ケンカしないの。ここはTODOMEKIじゃないんだから」



 TODOMEKI(トドメキ)

 総長?

 姫?


 なんなんだ、この会話は……??