あきれ顔のお母さん。
恋ちゃんのことを、私がフォローしなきゃ。
納得してもらえそうな理由を考えていた時、お母さんの口角がフッと上がった。
「恋兄のお弁当が、明梨と雅くんを結んでくれたのかもね」
「え?」
「お母さんもそうだったの。付き合う前に、この講堂でお父さんと一緒に食べたから。恋兄のグロテスクなお弁当」
そっ……そうだったの?
親子そろって恋ちゃんのお弁当が、恋のラッキーアイテムだったってこと?
え??
それって!!
雅くんの想いが詰まったラブソングって……やっぱり私あて?
いやいや……それは無いよ。
だって雅くん。
私といる時より、翠さんといる時の方が笑顔満開だし。
翠さんを、アミュレットの専属司会にしたいみたいだし。
わかんない、わかんない。
雅くんの頭の中が読めない。



