へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


突然襲ってきた嫉妬心。

心がコンパスの先端のようなもので、ブスブスつつかれる。


もしかして明梨ちゃんの彼氏?

誰か、違うと断言してくれ。

 

情けない心の声に、メンタルがヘタッとなった時


「雅くん、お昼はお弁当?」


俺の周りに女の子たちが集まって来た。



「あ、うん。この学園に、食堂があるって知らなくて」


「じゃあさ、一緒に食べようよ」


「私も混ぜて」


みんな、俺の返事なんて聞く気ゼロだよね?

女子6人が、周りの机を俺の机にくっつけだした。



はぁぁぁ……

ちょっとだけ期待していたのにな。

明梨ちゃんと二人だけで、お弁当を食べること。


俺の意志とは関係なく、勝手にこぼれてしまったため息。

かき消してくれたのは、俺の前を陣取った女の子の悲鳴だった。