へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


うつむいていた明梨ちゃんが、やっと顔をあげてくれた。

俺だけに笑ってくれた。


春のお花が開くかのよう。

ふんわりと微笑む明梨ちゃんが、俺が大好きでたまらない声を発した。


「将来、子供がアイドルになったら言われちゃうよ。お父さんの告白ソングなんて、歌いたくないって」



こっ……子供??


予想外のキーフレーズに、顔の温度が急上昇。


それって、俺たちの子供ってことだよね?

恥ずかしさと嬉しさがくすぐったくて、ちょっとニヤケちゃったんだけど。


「大丈夫だよ。綾星(あやせ)じゃないんだから」


(みやび)くん、うちの学園に来て良かったね」