曇った表情のまま目を見開いて、俺からすっと視線を外した明梨ちゃん。
お願い。
素直に教えて。
俺が歌に込めた、明梨ちゃんへの告白の返事。
「学園祭でも歌うんだよね? この歌」
「歌うよ」
恥ずかしいって思ってくれた?
明梨ちゃんが大好きって思いを、めいっぱい詰め込んであるから。
それとも、他の人には聞かせたくないって思ってくれたかな?
「あの歌詞って、雅くんの想いなの?」
「そうだよ」
大好きでしかたがないんだよ。
中1の頃から。
明梨ちゃんのことだけを、ずっとね。
明梨ちゃんがいなくなってからも、ステージの上からずっと探していたんだから。



