「明梨さ……俺のこと……嫌いなわけ?」 私をまっすぐに見つめる珀ちゃんの瞳が近すぎて、どこを見ていいかさえ分からない。 気まずくて横に視線をずらし、私は首を横に振った。 嫌いなわけないよ。 赤ちゃんの頃からずっと一緒で。 司会や親のことで辛いときも、そばにいてくれたのは珀ちゃんで。 感謝したいことだって、数えきれないほどある。 でも…… 私は中学の時から、大好きでしょうがないの。 人を笑顔にするために全力を尽くす、心優しい雅くんのことを。