へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


でも……

珀ちゃに優しく包まれているこの状態でも、はっきりとわかることが1つだけある。


私が好きなのは、珀ちゃんじゃない。
 
初恋が、まだ心の中にくすぶっている。


雅くんのことが好き。

翠さんに嫉妬しちゃうくらい大好きで……どうしようもない。


「雅くんこのとが……好きだから……」


たどたどしい私の言葉。

珀ちゃんは何も答えない。

後ろから私を抱きしめる腕にさらに力が加わって、逃げ出したくても逃げ出せない。


「珀……ちゃん?」

「だからその声。マジで勘弁」