あまりの近さに恥ずかしさが沸き上がり、すぐに顔を逸らしてみた。
珀ちゃんの頭の上に置いていた手を、強く珀ちゃんの手のひらで握られた。
何?と目線をあげる。
また珀ちゃんの真剣な瞳と視線が絡んで。
目を逸らさなきゃと思うのに、なぜかその瞳から逃れられない。
「明梨……」
空気を震わせるような、優しい声。
私の体を麻痺させる。
「珀……ちゃん……?」
頭の中まで麻痺して、声に出す言葉さえ選べない。
「声出すな……」
「?」
「オマエの声聞くと、マジで今ヤバいから……」
それってどういう意味?
今のフニャフニャな脳じゃ、理解できないよ。



