へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


あまりの近さに恥ずかしさが沸き上がり、すぐに顔を逸らしてみた。

珀ちゃんの頭の上に置いていた手を、強く珀ちゃんの手のひらで握られた。


何?と目線をあげる。

また珀ちゃんの真剣な瞳と視線が絡んで。

目を逸らさなきゃと思うのに、なぜかその瞳から逃れられない。


 
「明梨……」


空気を震わせるような、優しい声。

私の体を麻痺させる。


「珀……ちゃん……?」


頭の中まで麻痺して、声に出す言葉さえ選べない。


「声出すな……」


「?」


「オマエの声聞くと、マジで今ヤバいから……」


それってどういう意味?

今のフニャフニャな脳じゃ、理解できないよ。