珀ちゃんに手を引かれ、連れてこられたのは講堂。 ステージの上まできて、やっと珀ちゃんが私の手を解放してくれた。 なんでここなの? 聞きたいのに言葉が詰まる。 そうさせたのは珀ちゃんだよ。 珀ちゃんのその表情。 切なそうに瞳を伏せて、なんでそんなに頬を赤らめているの? つられて熱を帯びてきた私の頬。 恥ずかしくて。 どうしていいかわからなくて。 私もうつむくことしかできない。 「明梨……しゃべってみろよ」