「私は……いいよ……」
「明梨に拒否権なんてねーよ。これメニュー表な」
逃げ出さないようにか、眼を吊り上げて私を見張っている珀ちゃんの隣で、しぶしぶメニュー表に目をやる。
『胸キュンメニュー(珀斗くん専用)』
1.場所を選んでください。
☆窓際の席
☆教卓の前
☆教室の入り口
☆黒板の前
☆その他(要相談)
2.言われたいセリフを選んでください。
☆よく頑張ったな。
☆嫌いじゃない、オマエの笑ってる顔。
☆他の男のところに、行くんじゃねえよ。
☆オマエ頑張りすぎだろ。ムリすんな、バーカ。
※壁ドン・頭ポンポンはプラス100円。
なななっ、、、何ですか……
この胸キュンメニューは……
これを誰かにやってもらうってこと?
ムリ!ムリ!
恥ずかしすぎて、顔面から煙が出ちゃう。



