でも、なんで断らなかったんだろう。
私が知ってる珀ちゃんなら
『こんなのハズイこと、ぜってーやんねえからな!」って拒否してもおかしくないのに。
誰かに、弱みでも握られたのかな?
ふに落ちなくて、ハテナ顔を傾ける。
ギロって睨む、冷酷な視線にハッ!
機嫌がマックス悪そうな珀ちゃんと、目が合ってしまった。
ひゃ!!
怖っ!!
こういう時は、逃げる。
振り返りもしないでとにかく逃げる。
子供の頃から、私はそうしてきたからこれが正解。
走り出そうとした時には、すでに遅しで。
思いきり、手首を掴まれてしまった後で。
「来い!」
強い力で引っ張られてしまう。
「あのさ、こいつもやって欲しいんだって」
珀ちゃんに、強引に連れてこられた場所って……受付?
ということは、私もお化けさんに胸キュンさせられるってこと?
こいつもやって欲しいって、言われちゃったけど……
珀ちゃん!
私はそんなこと、思ってないよ!!



