へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


でも、なんで断らなかったんだろう。

私が知ってる珀ちゃんなら

『こんなのハズイこと、ぜってーやんねえからな!」って拒否してもおかしくないのに。


誰かに、弱みでも握られたのかな?

ふに落ちなくて、ハテナ顔を傾ける。


ギロって睨む、冷酷な視線にハッ!

機嫌がマックス悪そうな珀ちゃんと、目が合ってしまった。


ひゃ!! 

怖っ!!


こういう時は、逃げる。

振り返りもしないでとにかく逃げる。

子供の頃から、私はそうしてきたからこれが正解。


走り出そうとした時には、すでに遅しで。

思いきり、手首を掴まれてしまった後で。

「来い!」

強い力で引っ張られてしまう。



「あのさ、こいつもやって欲しいんだって」


珀ちゃんに、強引に連れてこられた場所って……受付?

ということは、私もお化けさんに胸キュンさせられるってこと?


こいつもやって欲しいって、言われちゃったけど……

珀ちゃん!

私はそんなこと、思ってないよ!!