へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


俺が教室に1歩足を入れた瞬間。

教室中に響き渡った、女の子たちの悲鳴に近い叫び声。



「え? なんでここに?」


「転校生って、アミュレットのみやび君??」


「同じクラスなんて信じられない!! カッコよすぎる!!」



キャー!とかヒャー!とか。

涙目で飛び跳ねる子が続出の中。


興奮する女の子たちと明らかに真逆。

信じられないという瞳で固まっている女の子を、俺の目がはっきりと捉えた。



中3以来、3年ぶりの明梨ちゃん。


ずっと会いたかった。

ステージの上から、いつも探していた。


俺だけに瞳を向けて笑って欲しい。

ずっとずと願っていた。


そんな明梨ちゃんの真ん丸な瞳が、今、俺だけを見つめている。