へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


「麻帆ちゃんに、雅くんのことも司会してたことも隠してて……」


「私の方こそごめん。無理やり明梨に話さちゃったね」


麻帆ちゃん、こんな私に優しすぎ……

天使に見えるよ……


「明梨~ これからは私に甘えるんだよ~」


「甘えていいなんて言われたら、毎日頼っちゃうよ」


「良いね~。明梨が甘えて来たら、私も甘えちゃおうっと」


「じゃあ、麻帆ちゃんから先に甘えて」


「ダメ明梨から」


「なんで?」


「だって私、人に甘えるって、どうすればいいかわからないもん」


「実は私も」


「明梨も私も、人に甘えられない頑固者ってことだね」


「似た者同士って言って欲しい、そこは。アハハハ~」



階段に二人の笑い声が響く。

私の心にある『嫉妬』という深い傷を、麻帆ちゃんの優しさが塞いでくれた。