私のことで麻帆が苦しんでいる。
辛くなった私は、麻帆ちゃんにすべて白状した。
アミュレットの専属司会をしていたこと。
ライブ本番中に、マイクを持ったまま逃げ出したこと。
好きになっちゃダメだって、わかってるのに。
雅くんを見るとドキドキして、翠さんに嫉妬しちゃうこと。
そして今朝、学園祭ライブの司会をしたいって勇気を出して言ったけど。
翠さんが司会をするって断られ、嫌で嫌でしょうがなかったことも。
「麻帆ちゃん……幻滅した? 私のこと……」
自信なくつぶやいた私の言葉に、弾む声で答えてくれた麻帆ちゃん。
「明梨への大好き度が爆上がりした」
「な……なんで? 司会中に逃げ出しちゃうような無責任な女だよ?」
「私だってあるし。バレーボールの大事な大会で私がサーブミスって。その後のラリーで、私がアタックしたボールがネットにかかって負けちゃってさ。1週間も逃げたんだから。チームメイトと顔合わせるのが気まずくて」



