へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


私のことで麻帆が苦しんでいる。

辛くなった私は、麻帆ちゃんにすべて白状した。


アミュレットの専属司会をしていたこと。

ライブ本番中に、マイクを持ったまま逃げ出したこと。


好きになっちゃダメだって、わかってるのに。

雅くんを見るとドキドキして、翠さんに嫉妬しちゃうこと。


そして今朝、学園祭ライブの司会をしたいって勇気を出して言ったけど。

翠さんが司会をするって断られ、嫌で嫌でしょうがなかったことも。



「麻帆ちゃん……幻滅した? 私のこと……」


自信なくつぶやいた私の言葉に、弾む声で答えてくれた麻帆ちゃん。


「明梨への大好き度が爆上がりした」


「な……なんで? 司会中に逃げ出しちゃうような無責任な女だよ?」


「私だってあるし。バレーボールの大事な大会で私がサーブミスって。その後のラリーで、私がアタックしたボールがネットにかかって負けちゃってさ。1週間も逃げたんだから。チームメイトと顔合わせるのが気まずくて」