へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


「俺だって親父を超える総長になるって、ずっと思ってたんだぜ。
 武道とか格闘技漬けの日々でさ。苦しくても歯を食いしばって。必死に耐えてたし」


「苦しいとか辛いとか。そういう姿、珀ちゃんって私に見せたことないよね?」


「そんなハズい姿、誰にも見せられるわけねえじゃん。特にお前になんか」


「なんで?」


「だってお前、辛い時でも俺に泣き言なんてこぼさねぇし、涙も見せねーだろ?」


「……」


「それなのに俺が明梨に弱音吐いたら、もうオマエの前で胸張っていられなくなだろうが」


「気にせず、甘えてくれればいいのに」


「明梨は俺の最大のライバルだからムリ。オマエが俺に弱音吐くまで、俺は弱ってる自分なんか見せねえからな。絶対に」


「何よ……それ……」