「俺ね、明梨ちゃんがいないこの3年間、センターとして輝くためにすっごく努力してきたんだよ。今の俺の姿、生のライブで明梨ちゃんに見て欲しいんだ」
そんなこと言われても……
「怖くて……見に行けないかも……」
「俺たちを見るのが怖いなら、講堂の外にいるだけでもいい。明梨ちゃんお願い。俺たちの歌を聞きに来て」
お願いかぁ。
雅くん、気づいている?
いつも満開の笑顔を振りまいている雅くんが、目をウルウルさせて、悲しそうな表情を纏って……
そんな顔でお願いされたら、簡単には断れないんだからね。
「講堂の……外でもいいなら……」
聞きに行くよ……
雅くんの歌声……



