慌てたように、早口で謝る雅くん。
私はうつむきながら、頷くので精いっぱい。
「俺最近、学校を休んでたでしょ?
実は、学園祭でピアノを弾きながら歌うソロ曲を、作ってたんだ。
歌詞は、まだ悩み中って感じだけどね。
俺、絶対に完璧な状態に仕上げるから。
だから……明梨ちゃんに見に来て欲しいな。
俺たちの学園祭ライブ」
ヒックヒック泣き続ける私を、優しく包み込んむような雅くんの柔らかい声。
心の傷を塞いでくれるような、温かい笑顔。
それなのに
私の心は漆黒で、ドロドロのまま。
だって
アミュレットのライブなんて見たら、過去のダメな自分を思いだしちゃうから。
多分私は、友達の前だってことを忘れて、ボロボロに泣き崩れてしまう。
そんな情けない姿、誰にも見せたくない。



