「司会の必需品でしょ? たまにこのストップウォッチを見て、思い出してよ。 俺は明梨ちゃんがアミュレットの司会をしてくれる日を、心待ちにしているからね」 雅くん、お願い。 こんなことしないで。 雅くんの声が優しくて、私を必要としてくれていることが嬉しくて。 人前で絶対に泣きたくないのに、自分じゃ止められないくらいボロボロと涙が溢れてきちゃったじゃん。 「えっ、ごっごめん。本当にごめん。泣かすつもりなんて、これっぽっちもなくて。絶対に司会しなきゃダメとか、そういうんじゃないから」