へたれアイドル卒業します アミュ恋1曲目


「そういえば……相談って?」


「あっ、そうだったね。何のために明梨ちゃんを呼びだしたのか、今まで忘れていたよ」


何だろう?


「……ダメかな?」


ん? 


「えっとその……学園祭じゃなくていいから。明梨ちゃんの気持ちが向くまで待ち続けるから。アミュレットの専属司会、またやって欲しい」




照れたように頬を赤らめ、耳を触りながら弱々しい声を発した雅くん。


どうしよう……


私の司会をを認めてくれるなんて。

必要としてくれるなんて、ほんと嬉しい。

嬉くてたまらないけれど……


私はもう、ステージに立つことなんて出来ない。

だって、また同じことをしちゃうよ。


マイクで話そうとした瞬間、お客さんの視線が四方八方から刺さって。

耐えられなくなって。

本番中のステージから、きっと逃げ出しちゃう。


あんな、辛くて惨めな思い……

もう、二度としたくない……