「ご飯とチョコは、別で食べたいね」
雅くんはなんとか、笑顔を作ってくれているけど……
おいしくなかったって、ことだよね?
恋ちゃん、どうしてこんなとんでもないお弁当を作ったの!!
しかも今日に限って!!
それなら自分で作ったお弁当の方が、良かったのに……
私も、ご飯とチョコを口の中に放り込んだ。
吐き出したいほどマズかったら、どうしよう。
あれ?
思ったよりおいしい!
好きか嫌いか聞かれたら、『好き』って答えるかも。
「私は嫌いじゃないよ……チョコ乗せごはん……」
「本当?」
「うん」
「中学の時も思ったけど。明梨ちゃんって、ちょっと変わってるよね?」
「……へ?」
それって、どういうところが?
「人と見方が違うって言うか。常識にとらわれないって言うか」
「そうかなぁ?」
「だからね、俺たちは見つけられないままなんだ。明梨ちゃんの代わりになる、司会者さんを」



