その後、一緒に帰っている時もずっと いいなぁ とか、黒石先輩の魅力を語られた。 私はそれを半分ぐらい聞き流しながら歩いていると、自分の家に着いてしまった。 「それでね!黒石先輩が…」 「ごめん!いいところで!」 「私、七がほぼ聞いてないの知ってるからねー!まぁ、いいや。ばいばい!また明日!」 「ばいばーい!」 最後まで聞け! って顔をしながらも 私の家の事情を知っているから、引き止めてこない花菜はとても優しいなぁと感じる。