お花が大好きな君へ

第6話 タンボポ

それから数日たって○○ちゃんは風邪を引いちゃったらしく、じんくんと○○ちゃんはメールとか通話とかをして過ごしていた。

すると○○ちゃんが交換日記はをしたいと提案してきた。交換日記なんてかわいいな。僕は快く引き受けた。


○○ちゃんのかぜもなおって初めてのデートの日、○○ちゃんは第一回目の交換日記をを早速かいて持ってきた。


表紙には、

じんくんと私の交換日記♥ 内容はおうちに帰ってから見ること!

と大きくかかれていた。別れ際に○○ちゃんの誕生日が近かったこともあってプレゼントをあげたらとても喜んでくれて、嬉しくて泣いちゃうっていって、ちょっと泣いてた。

その日の夜、僕は家に帰ってゴロゴロしながら交換日記を読んだ。


私、今までずーっと交換日記だれかとして見たかったんだぁ。なんでもかいてね!あと、私 じんくんがもっとお花に詳しくなれるように、毎回押し花を添えることにしたから!


周りの人とはあまり話さないけれど、ぼくにはたくさん話してくれる○○ちゃん。こんなにも可愛い○○ちゃんを一人じめできて幸せだぁー。(○○ちゃんの方がお花には詳しい。)


記念すべき一回目はタンポポの押し花。タンポポくらいは僕でも知ってるよ!ふふっと笑みかこぼれた。