TIPOFF!! #LOVE SUMMER





「未茉がヘアアクセなんか付けるの珍しいな。」

「かもな。ママは色々買ってきてつけたがるけどな。」

ベッドに未茉と並んで匠は腰をかけて座り、離れてる間に最近少しだけ女ぽくなったような気がして寂しそうに呟いたのは、湊から貰ったと嬉しそうな笑顔で見せていたからだ。


「お誕生日おめでとう。」

ブランドの紙袋を取りだし、未茉に手渡した。


「えっ!?何!?まさかプレゼント!?くれるの!?」
「そんなに驚かなくても……毎年あげてるのに…」
「だってなんか最近匠兄に避けられてたような気がしてたし。」
「いや避けてたんじゃなくて。」

グチャグチャッビリ!
(空け方が・・・子供のまま・・)
綺麗な梱包されてるのにも関わらず包みものには興味なくポイッと包装紙を丸めて投げる相変わらず子供のような未茉を呆れながら見てると、

「香水!?」

キラキラとしたチャームのついた可愛いいラベルの瓶に入ったボトルを手にして未茉は匠の顔を見上げる。

「うん。そろそろ付けてもいいんじゃない?」

香水を初めて見た未茉は使い方が分からずシュッシュッと空中に撒き散らし、

「いやいや・・手とかにつけ…」
「う~~~んっ!!いい匂いっ!!なんか女って感じっ!!!」
クンクンと空中の匂いをかきながら未茉は楽しそうに笑った。

「三年の元キャプテンの鈴木さんもいい匂いしたなぁ~!!」
「ああ…大成のマイクの彼女の?」
「そうっ!!有名?!」
「同世代だし、マイクがベタ惚れってことで有名だよ。」
「あはははっ!あのキザ野郎なっ!!」
未茉は寝そべりながら大笑いすると、
「お前くらいだろうなきっと・・マイクをコケにするのは・・・。」