「まぁー一応言っとくよ!おめでと!俺ん時は倍にして返せよっ!」
してやったりの笑顔で二ッとする結城に、
「お誕生日おめでとう白石。」
いつでも冷静沈着な三上に、
「お…お……おめ……」
感動しすぎて声にならず今日の為に三日間かけて特製バースデーケーキを作ったキタローに、
「しかしすげぇ高さのケーキだなぁ・・ウェディングケーキかよ・・」
見上げると2メートルくらいはありそうだ・・

「よっ!おめでとさん!」
「おめでとー!!」
男バス部員達に、
「おめでとう!いや~隠れるの大変だったな~」
苦笑いするも大人な橘に、


「「おめでとうー!白石さんっ!!いつも本当にありがとう!!」」
元気に声を揃えて微笑む一年女子は、ミニ花束を差し出した。

「おうっ!!!みんな、みんなありがとぉ~~~~!!!忘れてたし、マジでびっくりしたぁあああ!!」

思わず嬉しくて溢れる涙のまま女子達に抱きつく。


「うわっ、涙似合わねぇー」
「うっせ結城!チーンッ!」
「わっ俺の制服で鼻かむな馬鹿野郎!!!」

「よっしゃぁ!!ケーキ食うぜ!!」
「白石用のデカイフォーク用意してある。」
「おっ!!さすがキタロー!!」

「では、ここで白石の一年が素晴らしき日々であるようにお祝いのお経と祈祷を…」
「いや・・キタロー、マジそれは勘弁しろ」

未茉16才素敵な仲間達からのバースディーサプライズなのでした。