「あっ、翔真ーっ!結城っ!!おせぇーよ!」
先に外周走ってる男子達に追い付くと後ろから背中を叩く。
「本気ダッシュしようよ!勝ったらアイス奢りなっ!よしっ!よーいスタート!!」
「おいっ!!まだ何にも返事してねぇだろっ!!!おいっ!!」
翔真と未茉は顔を見合わせて笑い合い、結城を置き去りにして猛ダッシュする。
「待てよ!!お前ら!!」
「あはははっ!!」
翔真と二人で逃げるように駆けてくとグランドを水撒きしてるサッカー部の部員からホースを奪い取って
「わっ。」
「わりぃ、ちょっと貸して。」
バッシャッ……!!!
「うわっ!!馬鹿野郎!何すんだっ!!」
追い付かせないように結城めがけて水をかけると、すぐに奪い取られ、
「あはははっ!気持ちいいっ!!」
ホースの先をつまみ水しぶきを部員達みんなに掛け合う。
「こらっ!!お前ら何してんだっ!!翔真コラッ!!」
橘キャプテンに見つかり怒られるも笑いながら逃げる翔真を助けるため、
「橘さーん覚悟!!」
「なっ…なにす……」
未茉と結城達が二人に水撒き掛け合うと、
「おいっお前ら!!」
「「あはははっ!」」
「いーぞっ!白石っ!!」
「あっ!虹っ!!」
未茉が指差す方向に目をやると太陽の光と水撒きの間から地面へと虹がさしてく。
「凄いー!きれーっ!」
「ねっ!綺麗だねっ!」
「うん!」
未茉が一年女子達と笑い合う姿を見て翔真も嬉しそうに微笑むと、
(・・・ったく。)
橘も怒る気が失せ、部員達みんなで盛り上がっていると、
「楽しそうだなぁーバスケ部。」
「ああ。湊と白石マジで仲良しだなぁ。」
「ああいう彼女ほしーな~」
サッカー部員達はみんなを巻き込むようにじゃれあってる未茉達を見ながら羨ましそうに見ていた。



