TIPOFF!! #LOVE SUMMER





「よし校庭10周行って来い!!一番遅い奴はプラス5周だからな!」
「「ゲーッ!!」」
野村監督は終業式まで教員活動で部活指導はお休みで、男子バスケ部は新たなキャプテン橘が気合いの入ったメニューを指示し、

「じゃ二年は…」
女子は前原がいないので副キャプテンの矢野が指揮を執る。

「一年は校庭30。その後、ダッシュ100、ハンドリング、パス練習。」

「あー今日もコート使わせて貰えないし。矢野さんのメニューマジ一年にきつくない?」
「前原さんでもこんなに厳しくないのに…いーな、二年は。この暑さの中で校庭30なんてマジぶっ倒れる…」
外周に行く一年の女子達はブツブツと文句を言う中、
「行こっ!頑張ろうぜ!」
彼女達の背中を押しながら一番に駆け出す未茉を見ながら、

「白石さんってなんだかんだ偉いよね。」

「一番上手いのに文句言わずにうちらに合わせてこんな地味練してるんだもん。」
試合以来、未茉の見る目に変化が現れたのは一年達だった。