「白石ー!!翔真はどうした?」
部活開始の二時間過ぎても現れない翔真に痺れを切らした男バスキャプテンの橘が未茉の元へ尋ねて来るも、
「知らねーよ!」
人に聞くなと言わんばかりに嫌な顔で答える。
「お前まだ避けてんのかよ・・・」
たかがキスくらいで…と呆れた結城がため息つき、
(ああ見えてかなり繊細な奴だからな……白石に連日無視されてへこんでるのか。)
「でも二時間も遅れるなんて今までさすがになくね?…なんかあったのかな。」
「ああ。ちょっと探すか。」
結城と三上が体育館を出てくのを見て、しばらくして未茉も気になって体育館を出てった。
(確か椎名さんが屋上で告白がどうちゃら言ってたな。)
それを思いだし、屋上の階段を登って扉を開けるも、夕日が沈む屋上には誰もいなかった。
「あっちぃー…!!」
はぁはぁ……と息切れしながら、引き返すかと扉に手をかけた時、
スーッ……とどこからともなく寝息が聞こえ、キョロキョロと周りを探してると、
「うわっ!!!」
何かに引っ掛かりベシャッと未茉は転び、
「いってぇなぁ~~!!」
建物から見覚えのある長く大きな足だけが出ていた。



