「あっははははっ!!」

たがその数分後・・・、
大爆笑しながら健はポテトをかじる。


「なんで笑うんだよっ!!」
「それはそれは嵐の奴、しくじったなぁ~」
「あ?」
「いやぁ~俺はお前より嵐が気の毒で仕方がねぇーなぁ。」

「なんであんな奴の肩を持つんだよっ!!!」
「アイツあー見えてメンタル弱えーとこあるから今頃へこんでるんだろーな。」
想像がつく健はクックッと腹を抱えながら気の毒そうに笑った。

「とにかく気にすんな。アイツはお前と共にバスケ一筋で生きてきた奴だから、お前にもそうであってほしいのに翔真とチャラついてるのが気に食わねぇんだよ。」

「あぁっ!?あたしだってずっとバスケ一筋だし!!チャラついてるわけじゃ…」

「そう言い切れんのか?」
健お得意のへぇーという全てをお見通しのような視線に、
「言い切れるよっ!!」

「へぇー!じゃあ、湊と付き合ったりなんかしねーな?」

「う・・・。」


・・・・やぶ蛇。