「「ありがとうございましたっ!!!」」
男女共に練習が終ると、すぐに翔真が駆け寄ってきた。
「未茉ちゃん!」
ポカリを飲み干しながら未茉は翔真に気づくと、
「やっぱ何かあった?」
「なんか?」
「今日なんか変だから。」
「そうかな?」
三上は全く持って変わらないいつもの白石だよと言うも、
「っーかっそれより!翔真!!」
そんなことはどうでもいいんだって言わんばかりに結城は話に割って入り、
「いいか?白石!!星河さんに翔真とちゃんと付き合うってことを今日言えよっ!!」
「「きゃぁああっ!こっち見てくれたぁー♡♡」」
「「笑ったぁー♡♡」」
女子達のピンクの声に包まれながらギャラリーに立って試合を見下ろす健を睨みビシッ!と指差しながら言った。
「ああ…うん。言うよ。その為に今日会うんだし。」
「「お・・・!!!!」」
珍しく話が分かる未茉に結城と三上は驚いた。
「よしっ!!なんだこれで話ははえーなっ!!これでめでたくカップル成立じゃねーかっ!!」
「いや、長かったな。」
「ああ!じれったかったなぁ!」
嬉しそうに盛り上がる二人を無視し翔真は、未茉のいつもの様子とは違って不機嫌だったのがやはり気になった。
「何があったの?」
「あーまぁ、いーよ。話せば長くなるっーかムカつくっていうか。」
思い出したくもなかったので面倒くさそうに言い、
「とにかくあれだ。健兄には翔真が好きだからって言うから。」
「いや、それより……」
「「それより!?」」
聞き捨てならねぇっ!と結城は翔真に何を言っちゃってるんだ!と食いかかるも、
「じゃーな!」
未茉はさっさと行ってしまった。



