俺はそれに応えるように手を回して……
「あらし!」
「うん……」
「嵐ッ!!っておいっ!!!」
「いてぇ!!!」
「何回呼べば気づくんだよっ!!!」
気づくと確かに未茉は俺を押し倒していたが・・・
「いってぇいってぇ!!」
気づくと耳を引っ張られていた。
「えっ・・・何今の・・・」
嵐は後退りをして辺りを見回し、自分の手に握られたペットボトルに目をやる。
「飲むなら飲むでちゃんと持てよ。目なんかつむってぼんやりして溢すぞ。」
「え・・なに俺、今・・」
「なんだよ。どうしたんだよ。」
「今・・お前とキスしなかったっけ?」
「はぁっ!?」
「急に途中で止めるから」
「お前・・・頭大丈夫か?」
「・・・え」
未茉が嘘をついている様子もない。むしろ迷惑そうに睨んでいて…………となると、
「白昼夢・・・!!!」
記憶がぶっとんでた。
眠気からくる妄想か・・・
「なんつー……夢」
思わず口を押さえて自己嫌悪に陥った。



