「ああ、ミニバスの全国大会の試合の時か。二人で頂点のタイトルとろーってたよな。」
「そうだ。そうだ。世界征服の第一歩だってな。」
「・・言ってた言ってた・・。」
「あ!そうだ、嵐の試合見に行った時に嵐と対戦する誰かと1対1の勝負した相手誰だか覚えてるか?」
「……さぁ。」
心辺りはあったもののなんとなくシラッと答えると、
「ほらっ、決勝は愛知の会場じゃなかったっけ?でかくてうめぇ奴がいるってさ名前なんだっけ?」
「…さぁな。あの頃お前いろんな見ず知らずの強いとか言われる奴見つけては片っ端から勝負挑みまくってたじゃねーか。」
「そうなんだよな・・。その中の一人が翔真だったような気がしねぇような……」
うーん。と唸ってると、
「ちげーよ。」
「ん?」
「それは湊じゃない。全然違う名前の奴だ。」
「なぁーんだ。そっかぁーつまんねぇーの。」
両手を伸ばしながら後ろのベッドに倒れるように転がると、
「……湊がよかったのか?」
「……」
「まさか運命の相手とかそういうこと期待してんじゃねぇーだろうな……」
と言いかけた未茉の顔を覗きこむと、
「ぐがぁっ・・・。」
「・・・。」
ベッドに半分体を預け気持ち良さそうな顔して眠っていた。



