TIPOFF!! #LOVE SUMMER





「うふふっ!そうよそうよっ♡♡思い出した!未茉ちゃんが次の日になって急に実感したのか、嵐君とバスケしたいって急に会いにいく!って家を飛び出してー。」
「えーっ嘘っ!」
「そーよっ!もー大変だったんだからぁー!!そのまま新幹線に乗り込んで。」

「そうだそうだった!」
思い出したように嵐母も手を叩き、
「でも来てくれてよかったよ。嵐も元気なくして食事も手につかなくてさ、ウサギみてぇだった!」

『おうっ!嵐元気かっ!?』
『なっ……!!なんで!?』
『会いに来てやったぜ!』

「もー、未茉ちゃんが来た途端、嵐の奴喜んではしゃいじゃってよー」
「父ちゃん!!恥ずかしいから余計なこと言うなっ!!」
身を乗り出してそれ以上言うなと阻止する。

「そうよー。確かこのまま二、三日泊まってねー。」
「そうそう。それで春夏冬と休みになれば二週間は桐生さんちに遊びに行ったものねー。」
母親達は懐かしそうに昔を振り返りながら

「年に4、5回は泊まりに来て二人で日の出から夕暮れでバスケの特訓してめきめき腕をあげて、未茉ちゃんがいなかったら嵐は今間違いなくタイトルなんか取れてなかったよ。」

「まー、そうだろうな。お前下手だったもんなっ。」
未茉はどや顔で嵐を突っつくと、
「なんだよっお前だって中二から俺に負けっぱなしじゃねーか!!」
「うるせー!この泣き虫!!」
ドカッ!!と足を蹴飛ばしながらぎゃあぎゃあと言い合う横で、


「所で、颯希君は?」

映像に写ってバスケをする未茉の兄貴・颯希に気づいた嵐の母が尋ねると、
「たまには帰ってくるの?」
父と母は顔を見合わせて口を閉ざしてしまい、
嵐の両親もその二人の様子に心配そうに顔を見合わせた。