TIPOFF!! #LOVE SUMMER





プレーをすればする程二人は、バスケに魅了されていき、中でも二人が特に夢中になった人がいた。

「嵐!!ビデオみよーぜ!!」

普通の四歳児の見るビデオはアニメが普通だと思うが、
「まーた見てるのぉ?マイケルジョーダン。」

ママも呆れるくらい毎日マイケルジョーダンの神プレーを繰り返し繰り返し見て、
「とんだ!!とんだぞ!!」
「天使だっ!!天使だ!!」
興奮しながら公園に行き、何度二人で真似して怪我したことだろうか。
子供用のリングでそれでも神と崇め永遠に神プレーごっこを心から楽しんでやってくれるのは嵐だけだった。

「お前とバスケやってる時が最高に楽しいぜっ!!」

ニカッと笑いながら未茉は嵐の肩を抱き寄せた時、全く中身も発言も今までと変わってないのに、可愛いらしい服に身を包んだ彼女を初めて‘女の子’としてその目に映った。

「おう……俺もだ……」
単純な嵐がよりバスケにのめりこんでいったのは言うまでもない。


「フリースローどっちが多く決めれるか勝負だ。」
「どっちがボールを多く奪えるか勝負だ。」
「どっちがドリブル早いか勝負だ。」
持ち前の負けず嫌いからか、とにかく何かにつけて勝負をしていた。この時から才能に溢れた二人の1on1はすでに完成されていて、

「おうお前ら。俺らが勝負してやる。」
「あ?」
同じバスケ教室の健の次に一番上手い三年生の男の子達に2on2の勝負を申し込んだのは二人だった。

が、

「嘘だろ……おめぇら」
「なにもんだよこのクソガキ……」
見事なコンビネーションプレーで負かし、
「これでうちらがこの教室のナンバーワンだなっ。」
へんっと偉そうに三年生を見下していた二人は、強い奴を倒していくことに快感を覚えていった。