「BIG3も海行くのぉ~~?!え~じゃぁ私たちも行こうかなぁ♡」
噂を聞き付けた隣のクラスの女の子達が廊下に集まってきて二人に言い寄ってる。

「私達とっておきの水着来てくねぇー♡」
「おう!めっちゃ楽しみにしてる!」

「デレデレしてんなぁ結城の奴。」
まるで選り取り見取り状態の鼻の下伸びた結城に未茉は呆れてると、

「あ、わりぃ。白石の水着にはちーーとも興味ないから。」
「俺も。なんとなく想像つくし。」
結城と三上に続いて毒を吐かれ、
「人の体勝手に想像すんじゃねぇ!!」

「だから興味ないって。」
「俺、胸は最低でもEないと無理だし。」
ジーーと未茉の貧相な胸を眺めながら二人は言うと、
「おめぇら・・ぶっころ」までいいかけると、


「俺は未茉ちゃんのならサイズ、形は一切問わないよ。」

「なんなんだよ・・・翔真のそのいつにないハイテンションはよぉ・・・。部活もそんくらいのテンションでやれよっ!!」
キラキラとしたウェルカムな笑顔で両手を広げる翔真に未茉はキレだす。

「そりゃ好きな女の水着姿見れて興奮しない男はいないよなぁ。」
「ああ。神の子も普通の人間の男なんだな。」
結城と三上も小声で呟きあった。