最近ではBIG3やマイクを見慣れていた未茉にとっては、180㎝、190㎝、200㎝の男にはだいぶ目がなれていたが、
「190の女・・」
さすがにこの高さの女と試合するのには慣れてない。
「何よ!!そんなに見つめてっ!美人だからって僻まないでよねっ!」
明菜・ジャイ子がファサッとリボンで束ねた髪を靡かせながらどや顔で見てくる。
「あ?どこのどこに美人がいるって?」
「まぁっ!!」
未茉はジャイ子を交わしてゴールへと走り出すも、
「!!」
-ーキュッ!!
ゴールへと向かった足が思わず躊躇うように止まってしまった。
「でっけぇ!!」
エマが唯一の170台、他は185㎝から191㎝の四人の選手がゴール前に厚い壁を作って未茉を待ちかまえていた。
「女では見たことも突破したこともねぇー壁だなぁ。」
今まで男相手にも果敢に切り込んでいけた百戦錬磨の未茉も一瞬怯む程だった。
「白石の足が止まったぜ……」
「そりゃそーだろ。男でも高校生でこの高さを揃える高校なんてそう少ないぜ。」
結城や三上も悶絶しながら明徳ベンチもたじろいでいた。
「……」
翔真も腕を組ながら無言で未茉の姿を見つめていた。



