TIPOFF!! #LOVE SUMMER





「誰この人ぉ~?こわぁーいっ!!」
いやぁーんっと裏声をあげて翔真に抱きつく明菜に、
「んなでけぇ立派な図体して何言ってやがる!!全然怖くねぇーだろ!!」
「きゃぁあっ。怒ったぁ!!」
翔真と変わらない図体のくせしてその影にぶりっこして隠れる明菜に
「くっつくなっ!触んな!!」
「あ、妬いてる。」
ららはその光景を面白そうに笑う。
「翔真はあたしのものなんだからなっ!!」
キッと睨みつける未茉にに
「え。今なんて言ったの?」
嬉しそうにもう一度聞かせてとねだる翔真に、
「おいっ!おめぇーは付き合わねぇくせに都合のいいこと言ってんなっ!」
その傲慢さに不破は腹が立ちキレている。

「“あたしのもの……?”ちょっと待って・・・。聞き捨てならない・・・。」
何かの聞き間違いであってほしいかのように混乱する明菜は、
「湊君まさかこの女……」
確認するように未茉を指差して尋ねると、


「俺の好きな人。」


「ーーー!」
場の空気もお構いなしに翔真がさらりと言うと、さすがの明菜も固まってしまった。

「俺の好きな人って・・・なんっつー言葉・・・恥ずかしくもなくよくそんな言葉が口走れるなお前・・」
聞いてるこっちが恥ずかしくなる不破は赤面した顔を押さえながら信じられねぇ……と呟いた。

「恥ずかしがる方が恥ずかしいと思いますけど。」
その感覚は分からないと翔真は平然と答えた。
「そう本当に。」
不破に冷たい視線を送りながらららも同意した。