「み……湊君……!!?」
「「「??」」」
その子が真っ直ぐ指差す先には翔真がいてみんなは首を傾げてると、
「湊君でしょ!!?」
その女はドスンドスンッと音を立て駆けながら確かめるようにこっちへ向かってきた。
「湊君っ!!!久しぶりッ!!!」
190cmの翔真の背丈のまったく変わらないその女がギュッと抱きつくと周囲はその威圧感に圧倒されるも、
「え??」
案の定、訳が分からずポカーンとする翔真に対し、
「もしかして覚えてないのぉ~~???」
大きな図体とは裏腹に可愛らしい声を出すその女に、
「あっ、そっか!明菜とは小学校の時、湊とは同じクラスだったじゃないっ!」
思い出したようにららが手を叩きながら、
「ほらっ!名古屋小の合田明菜!」
「合田…ごうだ?それであだ名がジャイコか。」
なるほどな。と未茉が頷くと
「まぁ、あの男顔負けのゴツイルックスと性格もジャイコって感じだからな。」
ひそっと不破が呟くと、ららにパシッ!と頭をひっぱたかれている。
「名古屋小……名古屋小……合田……合田……明菜……明菜」
のんびりと記憶の糸を数分辿った後に翔真は
「あ……ああ。明菜ちゃん。」
ようやく思い出したのかポンッ!と手を叩くと、
「中学が学区外で別々になって夏にいきなり転校したって聞いて本当にショックでショックで……」
当時の悲しみが甦ったようにぶわぁっ!!と込み上げて泣き出す明菜に
「確か隣の席だったよね?」
「そうっ!!卒業式の日にお手紙とクッキー渡したんだけど読んでくれた!??」
「うん。」
その頷きにぱぁぁあっと花を咲かせたように喜ぶ明菜は、再び思いっきり抱きつくと、
「おいっ!!何してんだよ!!!」
ベリッと未茉は二人を怒鳴り付け引き離した。



