「ヒイッ……!!!」
未茉の白装束姿にひっくり返りそうになる不破は、わりとすぐに探し当てられた。
「大丈夫?」
また尻餅をつく不破をよそに翔真はららを未茉の肩から降ろすのを手伝い、
「なんか急に青ざめちゃってさ!!気分悪かったのかも」
「大丈夫だ。コイツよくこういうことあるから。」
ぐったりするららを不破は軽々と持ち上げ、さっさと急ぎ足で下り始めると、
「どうした?」
撤収を始めるキタローの前に現れた不破に担がれたららを見て、
「多分気絶だ。昔からお化け屋敷とかそういう類いを見るとこうな……」と言いかけると、
「いや、なんか憑依してる……」
「えっ!!?」
見えないものを見えているキタローが確信すると思わずららを投げ捨てそうになる不破。
「霊媒気質なんだろ…」
何かを唱えながら数珠を取り出したキタローはそっと彼女の背中に手をあてさすると、
「マジかよ・・・・」
鳥肌と寒気でガクガクしだす不破だが、すっかり顔色がよくなってくららを見る。
「もう大丈夫だ。」
ふいっと頷き撤収を続けるキタローのまさかの霊力にただならぬモノを感じ急に寒気が襲い、
「やべぇっ!!腹いてぇ!!!」
すぐにお腹が緩む体質の不破は恐怖と安心からか逃げるように下っていくと、
ーーーズボッ!!
「うおっ!!!」
未茉が掘った落とし穴に見事にハマリ、ららを腕から転がしてしまった。
「誰だぁっ!!!こんなとこに穴掘ったのはぁっ!!!」
「いったっ……!!」
そのショックのおかげですっかり顔色がよくなったららは目を覚ました。
「いってぇーのはこっちだ!バカヤロー!!」
不破は手元にあった草をむしりららにふりかけ
「何すんのっ!!」
「うっせー!!心配かけやがって!!」
ーーーギュッと抱き締めながら、キレる不破に、
「!!」
「ばーか。」
「……ぷっ。」
吹き出すように笑うららに、
「何を笑ってやがるっ!!?」
「震えてるんだもんっ!!」
ケタケタとお腹を抱えながら笑うららに、
「てめぇこの野……」
と言いかけると、
ゴロゴロゴロォ・・・・
「ウッ・・・」
腹の中から響く下り音に不破はお腹を押さえる。



