「てか、三人はしょっちゅう行き来しあってるわけ?おばさんよく来てる風な話だったし。」
「まあな。家ちけぇし。」
「なぁーんだっ!なんであたしは誘ってくれないの?!!」
「いやそれはな?」
と結城は二人の顔を見合わすも翔真の目は泳いでた。
「何?」
「いや。」
「あ!!!分かった!!エロいもんみてんだなっ!!?」
「お・・・なんだ?恐ろしく妙に勘がいいじゃねぇか・・普段もそのくらいで行けよな。」
「だってうちの和希が今そんなんだもん。男何人か連れてきて部屋にこもってエロ動画とかDVD見てるし、男って馬鹿だぜ!本当!!」
「さ、勉強しようか。」
「ああ。」
翔真と三上は知らぬ顔で話を変えようとさっさと教科書を広げ始めた。
「おしっ!頑張って合宿参加しなきゃなぁー!」
と、未茉が意気込みを見せた……その三時間後。
「うん。こうなるだろうと思ったけどね。」
ZzzzZzzz……
未茉と結城は机に伏せながら寝てしまっていた。
案の定だな、と呟く三上と笑う翔真。
「毛布これ借りていい?」
「おお。」
結城にも一応かけてあげ、未茉の体勢を直してかけてあげると、
「ん゛……ん」
体勢が気に入らないのか、トン……と隣の翔真の肩に寄りかかって来て胸の中に頭を埋め「すぅ……」と深い寝息をたて始めた。