・・・・ババ抜き終了。


「いっえーいっ!!!不破の負けぇえっ!!」
不破と二人で未茉は最後のカードを引き当て、
「うぉおおおっ……!!!」
ジョーカーが我が手に残ってしまった不破は震えながら床に転がる。
「「あははははっ!!」」
してやったりの展開に一同は満足げに笑いだす。

「じゃー不破!!暴露しろよなっ!!」
クイクイッと腕で未茉は不破を突っつきながらせがむと、
「うっせぇー!!秘密なんかねぇっ!!!」
「ないんですか?俺が言いましょうか?」
カードをまとめながらさらりと聞く意地悪な翔真に
「言うなぁぁああああっ!!!」
顔を真っ赤にして反発するのを見て翔真は可笑しくて仕方ない様子で笑ってる。

「コイツさー、昔あたしのこと好きだったんだよ。」

口を割らない不破に業を煮やしたららがカミングアウトした。
「えぇっ!!?」
なんとなく気づいていたのかみんなは驚かず未茉だけは驚きの声をあげた。

「みんながいる前じゃあたしのことなんかシカトなのに、二人になったり電話だとすっげーくっついてきてマジその裏表が超ムカついて。」
「黙れ!!男が女の前でヘラヘラなんかできっか!!みんなに見られんだろっ!!」

「だからあえてみんなの前で告白の返事言ってやったんだ!‘おめぇーなんか好きじゃねぇんだよっ!!’ってね。」
あれはすっきりしたなぁ~と笑うららに、
((うわっ・・・))
結城と三上はキツそうにひきっつり、
(触らぬ神に祟りなし…)
ナムナムと手を合わせてキタローまでも女の恐ろしさに身震いをしている・・